16/06/25 06:29:02.38 O.net
中井啓一
中井啓一（なかいけいいち）は日本の元ヤクザ。暴力団・一和会最高顧問。高知県高知市に本拠を置く中井組元組長。元高知市議会委員。平成元年にヤクザから引退。平成3年死去。
中井啓一は大正3年5月15日高知市で生まれた。高校では柔道部に所属し不良として鳴らしたが退学になって大阪の商業高校から専門学校に進んだ。
大阪に移り地元の顔役小林政吉のもとに預けられ正式な盃はなかったが小林政吉の若衆となった。高知市に戻り再び不良の群れに身を投じるようになりメキメキと頭角を現し博徒の親分の配下となる。
ここでも正式な盃はなく、周囲や警察からは博徒の幹部と見られていたようだ。
昭和33年三代目山口組の田岡一雄組長の舎弟盃を受けた。同年「中井興行」を設立し中井組を結成した。若頭大黒麗夫や、のち四代目山口組若頭に就任する中山勝正などの若衆を抱え興行や賭博、白タク、用心棒などを資金源に急速に勢力を拡大。
昭和34年には高知市議会議員に当選しその地位を不動のものとしていく。
昭和36年地元の「新京会」や「寺田組」と抗争。
昭和45年侠道会高知支部と抗争。昭和47年中井組若頭の豪友会会長中山勝正が三代目山口組直参となった。
昭和57年に四代目山口組誕生が決定すると中井啓一は一和会に参画し最高顧問に就任。山一抗争ではかつての子分中山勝正率いる豪友会と激しく対立したが平成元年に一和会が解散すると中井組も解散し中井啓一も引退した。
平成3年8月15日、終戦記念の日に肺ガンのため家族に見とられて息を引き取った。67年の波乱万丈の生涯であった。