16/06/09 12:58:10.33 0.net
>>597
火蓋は切られた
抗争になった時、必要なのは、対立組織メンバーの住所氏名、愛人宅や立ち寄り先、
行きつけの店、携帯番号と車のナンバー、そして行動パターンである。前述の元幹部は、
データベース化された十仁会の資料の精密さに舌を巻いたという。
ただ、かつては初代十仁会会長、2代目十仁会会長と、組織図にその名を記していたが、
「秘密組織」が表に出ていてはマズイということで、高山組行動隊長がその役割を担うようになった。
今は、存在を含めてベールに包まれているが、情報を収集し戦闘に備える秘密部隊は、
今も存在するという。
高山組直系の山本容疑者は、おそらくその役割を担ったのだ。ヤクザであれば「宿命」であり、
47年前には27歳の司6代目が、その役割を引き受けて服役した。
しかし、いまは実行犯はもちろん、組織のトップにまで駆け上がって無期刑が下される
時代である。
「懲役」が勲章にはならないし、たとえ長期服役で済んでも、出所してきた時、所属する組
はもちろん、暴力団という組織自体が存在している保証はない。