16/12/25 09:48:19.40 0.net
全国17都府県のコンビニATM約1400台から総額18億円が不正に引き出された―
今年5月に起きた事件をご記憶の方も多いだろう。その周到なる“悪のマニュアル”の存在が明らかになった。
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「実行したのは、住吉会系と山健系、さらに非暴力団系のオレオレ詐欺グループなど。
事件の数日前に各グループの元締めが出し子(ATMの引き出し役)を緊急募集したのです」
と捜査関係者が明かす。
標的になったのは、南アフリカにあるスタンダード銀行が発行したクレジットカード。
その情報が何者かに盗まれ、それを基に偽造カードが作成されたのだった。
「出し子たちが指定された場所に集まると、そこに指示役がいて、磁気テープが貼ってある白無地のカードが配られたのです」
と語るのは、さるグループに近い情報通氏である。
配り終えた指示役は手元のマニュアルを、配らずに読み上げたという。曰く、
〈狙うのはコンビニATMのみ〉
〈暗証番号は1122〉
〈1回の引き出しは10万円。20回連続で引き出したところでロックが掛かるので、次の引き出しまでに1時間空ける〉
“まず言語を選択する画面が現れるので、そこで「日本語」を選択し……”などとATMの操作手順も丁寧に説明された。そして、
「出し子たちはセブン-イレブンなどコンビニをぐるぐる回って金を引き出し、カードと一緒に渡された紙に金額を書いていく。
再び集まると、指示役が紙を回収し照合作業を行った。15%が出し子の報酬で、5%が指示役の取り分
なかにはトンズラした者もいたようですが」(同)