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「１００％治る」Ｃ型肝炎新薬 日本で承認
2015年11月13日 03:57
国内最大の感染症とも言われるＢ型肝炎やＣ型肝炎。国は早期治療を呼びかけている。
そんな中、飲むだけで体内のＣ型肝炎ウイルスを消滅させる画期的な薬が日本で承認された。
医師は「１００％治る」という。２１世紀の国民病・Ｃ型肝炎の最新治療を取材した。
■「１００％治る」新薬…日本で承認
症状が進む前に欠かせないのが治療。これまでは抗ウイルス薬の「インターフェロン」を注射で投与することが有力な治療とされてきた。
しかし、人により効果がない場合や、発熱や倦怠（けんたい）感、うつの症状など、激しい副作用も課題だった。
こうした中、画期的な薬が日本で承認された。
「１００％治るという薬がでてきています。ウイルス性肝炎は、いま、黙って過ごしているのはもったいないというような時代になってきています」
虎の門病院・肝疾患相談センターの鈴木義之医師がこう説明するのは、今年７月に日本で承認された新たなＣ型肝炎治療薬「ハーボニー」。
１日１錠、３か月飲むだけで、今のところ重い副作用もなく、体からウイルスがなくなるという。１５７人を対象にした治験では、全員、ウイルスが消えたという。
この薬の価格は１粒およそ８万円。しかし保険が適用される上、国の補助がでるため、患者の負担は月に約１万円から２万円。
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