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工藤会系組員９人逮捕…港湾事業介入が狙いか
北九州市小倉北区の駐車場で昨年５月、歯科医師の男性（３０）が刃物で刺された事件で、
福岡県警は１５日から１６日にかけ、特定危険指定暴力団工藤会（本部・北九州市）系組員９人を組織犯罪処罰法違反（組織的な殺人未遂）容疑で逮捕した。
男性の父親は市漁協の幹部を務め、祖父は漁協が関係する沖合事業への介入を拒んで工藤会系組幹部に射殺された。
県警は工藤会が大型港湾事業に関与しようとしたとみて捜査を進める。
９人はいずれも工藤会の中心勢力である田中組の組員で、同組幹部の中西正雄被告（４９）ら。
中西被告ら４人は、同会トップの野村悟被告（６８）（殺人罪などで起訴）らとともに、福岡市で発生した女性看護師切りつけ事件でも組織的な殺人未遂容疑で逮捕、起訴されている。
発表によると、９人は昨年５月２６日朝、小倉北区真鶴の駐車場で男性を刃物で刺し、殺害しようとした疑い。男性は重傷を負い、現在も歩行に支障があるという。
県警は認否を明らかにしていない。
県警は、野村被告ら最高幹部の関与の有無についても調べる方針。
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