14/09/04 21:29:15.18 .net
>>433
地雷というか、個人的にはターナー透明水彩絵具は、W&Nやホルベインと比較される
ような品質ではないと感じた。歴代のスレでは、ターナーはアラビアガムが多めに
配合されていると紹介されているが、PY109とPY110で試した限り、全然そんな感じは
しなかった。絵の具を乾燥させ、濡れた筆で撫でると、非常に固く、絵の具が取りにくい。
そして、筆に取った絵の具も、ぬめぬめしており、Wet-in-wet でも全然拡がらない。
>>416で、ターナー透明水彩のPY109とPY110における、透明度の検証を実施したが、
そもそも、コミックイラストこそ、着色画材の透明度が重要なのではないのか?
着色画材の透明度が低いと、イラストの線画(主線)を塗りつぶしてしまう結果となる。
そして、透明度の検証として、黒のラインを描き、その上に着色画材を塗布してみるのは
有効である。個人的には、黒ラインの上に、着色画材の色が見えるようなものは、
使用を避けたい。
さて、仮に、ターナー透明水彩にアラビアガムが多く添加されているとしよう。
だが、ホルベインのPY110とターナーのPY110で比較した限り、透明感に差がある。
ホルベインのPY110は、W&Nのキナクリドン系顔料の絵の具のように透明度が高いので、
紙の目の部分に絵の具が溜まった場合、ムラになる。※絵の具の透明度が高く、塗布面が
ムラになるのは短所とは限らない。むしろ濃度による表現力が高いということであろう。