【メディア】朝日問題が波及した? 日経の民主党人事を巡る誤報「おわび」 今、変わらなければ手遅れに | 政策工房 山本洋一 [9/17]at SNSPLUS
【メディア】朝日問題が波及した? 日経の民主党人事を巡る誤報「おわび」 今、変わらなければ手遅れに | 政策工房 山本洋一 [9/17] - 暇つぶし2ch1:かじりむし ★@\(^o^)/
14/09/17 23:05:09.52 0.net
朝日問題が波及した、日経の「おわび」
URLリンク(seisaku-koubou.blog.jp)
政策工房【山本洋一・株式会社政策工房客員研究員】 September 17, 2014


 17日の新聞を読んでいて、思わず「おっ」と声を漏らしてしまった。驚くよ
うな記事が載っているわけではない。日本経済新聞が民主党人事を巡る誤報を
「おわび」しているのにびっくりしたのだ。朝日新聞による度重なる報道の訂
正が、メディアの無責任体質に影響を与え始めたのだろうか。

日経新聞が「おわび」を載せているのは、民主党の新体制を紹介する政治面記
事の末尾。「13日付政治面で民主党の選挙対策委員長に岡田克也元代表、14日
付総合・政治面で政調会長に大塚耕平参院議員を起用すると報じたのは誤りで
した。おわびして訂正します」としている。

さかのぼって紙面を確認すると、確かに13日付朝刊で「選挙対策委員長の後任
には岡田克也元代用が就く」、14日付朝刊で「政調会長の後任に大塚耕平参院
議員を起用する」と断定調で書いている。

以下、引用(略。ソースにて)

実際に民主党が16日の両院議員総会で決めた人事は、岡田氏が選対委員長では
なく代表代行に就き、政調会長には大塚氏ではなく福山哲郎元官房副長官を充
てるというものだった。

明らかな誤報だが、通常の環境であれば「訂正」も「おわび」もしなかっただ
ろう。日経の17日の記事でも「政調会長についても、一時は大塚耕平元厚生労
働副大臣で調整が進んだが、最終的に福山哲郎参院議員が就いた」と書いてい
るように、政局報道においては「報道が間違ったのではなく、人事権者側が方
針を変えた」と開き直るのが普通。日経だけでなく、読売や朝日、毎日新聞な
どがいずれも似たような記事を載せているから、なおさらである。

だが、今回は朝日新聞が「吉田調書」を巡る報道を撤回し、読者と東京電力に
謝罪した直後。その前には慰安婦問題を巡る報道を訂正した経緯もあり、新聞
の報道ぶりに世間から厳しい目線が注がれていた。誤報を放置すれば、朝日の
ように槍玉にあげられかねない。日経はリスクマネジメントの一環として、事
実関係の明らかな誤りには真摯に向き合うべきだと判断したのだろう。

それはそれで「朝日問題がいい方向に作用した」と言えるが、本質的には各社
が人事報道の速報性を競い合う、メディアの体質を見つめ直すことこそが必要
だ。読者は「当たる」か「外れるか」もわからない飛ばし記事を読みたいわけ
ではない。新聞に期待しているのは正確な情報と、わかりやすい解説だ。今回
においては人事が野党再編にどう影響するか、そんな分析こそ読みたい。

これまで大きな影響力を発揮してきた全国紙をはじめとするマスコミに対し、
読者は疑義を抱き始めている。今、変わらなければ手遅れになる。


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