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東電のカネに汚染した東大に騙されるな! by Univ-Prof.Dr. Teruaki Georges Sumioka
寄付講座だけで、東電は東大に5億円も流し込んでいる。一方、長崎大学は、その買収的な
本性に気づき、全額を東電に突き返した。水俣病のときも、業界団体は、東大の学者を利用し
て世論操作を行い、その被害を拡大させてしまっている。いま、同じ愚を繰り返してはならない。
なんと5億円! 寄付講座だけでも、これほどの大金が、東京電力から東京大学大学院の
工学研究科にジャブジャブと流し込まれている。これは、東大の全86寄付講座の中でも、単独
企業としてあまりに突出した金額だ。
(詳細データ URLリンク(www.u-tokyo.ac.jp))
東大だけではない。東工大や慶応義塾大学など、全国のあちこちの大学の大学院に、東
京電力は現ナマをばらまいている。これらの東京電力のカネの黒い本性は、2002年の長崎
大学大学院で暴露された。・・・
-中略-
このため、学内外から猛烈な反対論が沸き起こり、夏には混乱の学長選となった。おりしも、
東京電力は、福島第一原発三号機で、炉心隔壁のひび割れの事実を伏せたまま、97年に
むりに交換し、二千人近い作業員にかなりの被曝をさせ、その後もこの事実を隠蔽し続けて
いたことが、ようやく発覚した。もはや、なぜ東電が被曝後遺症を扱う池田学長に唐突に大金
の話を申し出たのかは明白だ。かくして、代わって斎藤寛(公害問題が専門)が学長に当選。
長崎大学は、9月に臨時教授会を開き、東京電力の寄付口座受け入れを取りやめ、すでに
大学側に振り込まれていたカネ全額を東京電力に突き返した。
1956年に水俣病が発見された際、地元の熊本大学は、ただちに現地調査を行い、有機水銀
が原因であることを特定し、チッソに排水停止を求めた。ところが、日本化学工業協会は、東大
教授たちに水俣病研究懇談会、通称「田宮委員会」を作らせ、連中が腐った魚を喰ったせいだ、
などという腐敗アミン説をでっち上げ、当時のマスコミも、この東大教授たちの権威を悪用した
世論操作に乗せられて、その後も被害を拡大し続けてしまった。
-以下、略-
URLリンク(www.insightnow.jp)