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暴走を続ける福島原発3号機に、東京消防庁のハイパーレスキュー隊が決死の放水を敢行したのは
今月18日深夜だ。その後も放水は続いており、国民はレスキュー隊の勇気に拍手喝采を送ったが、
その裏では信じられないような混乱がいくつもあった。
無能を絵に描いたような菅内閣のせいで、国民の命は危険にさらされ、
消防隊は被曝覚悟の突入を余儀なくされたのである。
東京都副知事の猪瀬直樹氏の話は衝撃的だ。
「3月11日に地震があって、すぐに消防庁は気仙沼や千葉で燃えた石油コンビナートに向かいました。
本来は知事の要請があってから動くのですが、要請を待っていたのでは間に合わないかもしれない。
そこで、とりあえず向かわせて、知事の要請を待ったのです。福島原発にも向かいました。
ところが、いわき中央インター付近まで行ったところで、総務省傘下の消防庁から『来なくていい』という連絡が入った。
消防庁の判断というより、上からの指示でしょう。やむなく消防隊員は引き返したのです」
11日の時点で、原発を冷やす態勢を整えておけば、その後の混乱を回避できた可能性があるのに、
国が拒絶していたのである。猪瀬氏はその理由について、こんなふうに言う。
「東京消防庁は自治体が管轄する。自治体同士には横の連携がある。だから、千葉や福島では活動ができる。
阪神大震災以後、取水口の口径も全国統一されて、どこでも消火活動ができるようになりました。しかし、原発は国の管理になる。
そのため、まずは自衛隊や警察が出ることになったのでしょう」
この期に及んで、そんな縄張り争いがあったことにたまげてしまう。実際、まず、出てきたのは自衛隊だ。
バケツで海水をくみ、原発の真上でまいた。焼け石に水の愚行で、隊員が被曝しただけだった。次に出てきたのが機動隊の高圧放水車。
しかし、これも水が上に向かないのだから、どうにもならない。惨めな結果に終わったのは周知の通りだ。
万策尽きて、ようやく、東京消防庁への出動要請になったのだが、すでに原発周辺は放射能が充満していた。
現場は修羅場になり、放射線量を測る計器がアラームを鳴らし続けた。
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