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地震発生時は携帯電話がつながらず、イライラした人も多かったと思うが、
国会議員の携帯電話は、いつでも使えることはあまり知られていない。
「2003年に十勝沖地震、04年に新潟県中越地震が発生したことを受け、国会で議論されました。
被害程度の確認や、関係機関と素早く連絡を取るため、国会議員の携帯電話は1台に限り、
災害時でも優先的に使えるようになったのです」(政界関係者)
携帯電話会社に1日預ければ、中のチップを特殊なものにかえてもらえる。
議員の他に病院や警察、電力会社など命を預かる人も、一部優先電話となっている。
「全体の5%ほどです」(携帯業界関係者)
ちょっとうらやましい気もするが、国民の生命と財産を預かるのが国会議員だ。
有効活用してもらいたいものだが、今回の大地震では一部の議員が“不適切な使用”をしていたようだ。
「被災地とは関係ないのに『これから電車に乗りたいのだが、いつになったら電車が動くんだ』と
キレて電話をかけてきた人がいました。地元で予定があるため、どうしても帰りたかったようです」(鉄道会社関係者)
中には「愛人に安否確認の電話をかけた」「地元秘書に『ガソリンを確保しておけ』と指示した人もいる」
などのウワサも飛び交っている。
携帯電話各社は「今回も適正に使用されたと思っている」とコメントしているが、
ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう話す。
「全議員を優先登録する以上、使用内容については調査すべきです。
『後援会幹部に頼まれ、大人気タレントのコンサートチケットを簡単に取った』というウワサも以前聞いたことがあります。
無料で支給されるJRパスで不倫旅行した人もいたぐらいですから。落ち着いた段階でしっかりと検証し、襟を正してもらいたい」
発信先は3カ月間、携帯会社に残っている。議員のみなさん、お忘れなく。
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