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東日本大震災の発生直後から、東北電力女川(おながわ)原子力発電所
(宮城県女川町、石巻市)の体育館で近隣住民が避難生活を送っている。
東京電力福島第1原発の事故が連日伝えられる中、被災者はなぜ原発を
避難先に選び、そこにとどまり続けるのか。
女川町と石巻市は津波の甚大な被害を受けた。
海岸沿いの町は津波で大半が破壊され、多くの人々が避難生活を強いられている。
女川町中心部から海岸沿いの道を約15キロ進んだところに女川原発はある。
距離は近いが、ここにたどり着くまでは一苦労だ。
地震の影響で道路は所々で陥没し、何メートルにも渡って亀裂が走っている。
自衛隊が復旧作業を進めているが、道の途中にちらほら見える住宅は完全に
孤立していた。
女川原発の広報課によると、地震発生当日の11日、原発が地域住民などへの
広報施設として開放している「女川原子力PRセンター」に、次第に被災者が
集まってきたという。
原発は各自治体指定の避難所ではないが、東北電力は人道的な観点から、
被災者の受け入れを決定。
同センターは水や電気などが不十分なことから、職員の厚生施設として
利用している原発施設内の体育館に被災者を誘導。
現在、約240人が身を寄せている。
★続きは>>2以降
2011.3.26 22:32
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