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屋内退避から一転、自主避難へ-。政府が福島第一原発の半径二十~三十キロ圏内の住民に
自主避難を促したのを受け、福島県内の自治体は二十五日、急きょ戸別訪問や防災無線で
避難を呼びかけた。屋内退避の患者のために区域内にとどまる医療関係者は、
住民に判断を丸投げする政府に対し「責任逃れだ」と憤る。物資不足に悩む
付近の住民からは「この先が不安」などの声が交錯した。
「ふるさとを離れられない患者さんがいる以上、私も離れるわけにいかない」。
福島第一原発から約二十五キロにある南相馬市の原町中央産婦人科医院。
院長の高橋亨平さん(72)は二十五日も二人の妊娠を確認するなど、
高血圧や糖尿病の患者ら五十~六十人の診察を続けた。
自主避難を促す政府の対応には「国も原発の今後に自信がないのだろうが、
責任逃れ的な予防線を張っているようにしか見えない」と語気を強める。
高橋さんは、職員の避難を促そうと、いったんは同県猪苗代町に避難したが、
「医者としての人生を総括するのは今だ」と思い直し、二十二日から診察を再開した。
患者から「先生、よく帰ってきてくれた」と握手を求められ、うれしさが込み上げた。
「外来患者がゼロになったら、私も出ますよ」と話した。
イカソース
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