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被曝作業員、下請けの悲哀
東京電力福島第1原発3号機で作業員3人が高線量の放射線に被曝した。
うち2人は、東電が“協力企業”と呼ぶ下請け会社の社員。さらにもう1人は孫請け会社の社員だった。
「東電は親会社みたいな存在。求められれば断れない」。
彼らは時に、被曝の恐れがある危険な作業も請け負い、東電の掲げる「電力の安定供給」を支えている。
東日本大震災前の福島第1原発では、1日平均約6800人が出入りしていた。
このうち東電の社員は2割にも満たない約1100人。
残りは原子炉メーカーや電気設備工事会社などから派遣された作業員たちだ。
3号機で24日に被曝したのは関電工(東京)の社員2人と、孫請け会社の1人。
被曝事故当時、現場の3号機タービン建屋で作業をしていたのは3人を含め、いずれも「協力企業」の6人。
東電は被曝した3人を「作業員」と説明したが、実際に作業をしていたのは孫請けの1人で、
関電工の2人は現場監督の立場だった。
主に東電系の工事を請け負う関電工。大株主でもある東電は売上高の50%近くを占める最大顧客だ。
「親子の関係に近く、発注者と請負業者というだけでは割り切れない。求められれば断れない」。
被曝事故後、関電工のある社員はそう漏らした。
福島第1原発では25日、東電社員441人と、下請け会社などの社員95人が放射線への恐怖を抱えながら
原発の復旧作業を続けた。
関電工社員は「今は『安全性を確保している』という東電の説明を信じるしかない」。
首都圏への電力供給を維持し、原発の危機的状況の打開に力を尽くす下請け会社の社員たち。
東電広報部は「専門分野について弊社では賄いきれない部分を担っており、協力企業の社員をゼロにはできない」としている。
▽ ソース 中国新聞
URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)
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