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麻生太郎元首相は2011年3月24日、東日本大震災で甚大な被害にあった福島県相馬市の市役所で開かれた災害対策会議に出席。
立谷秀清市長をはじめとする現地スタッフに、「立谷市長は平時でも良い人かどうかは知らないが、
非常時にこうしたリーダーに恵まれたことは不幸中の幸いだ」と励ましの言葉を贈った。
相馬市は福島県の東北に位置し、東日本大震災の被災によりすでに200人超の死者が出ている。
また隣接する南相馬市は福島第1原子力発電所に近く、相馬市でも市外へ避難する住民がいるという。
会議に出席した麻生元首相は「市の職員にも自身や家族が被災した方は多いだろう。
公務とは言え、身を挺して頑張っている方に敬意を表したい。全国民がそう思っている」と述べ、
「こうした会議では結論を出すことが重要。そういう意味では、平時は良い人かどうか知らないが、
非常時に立谷市長のようなリーダーに恵まれたことは不幸中の幸いだ」
と、的確に指示を出す立谷市長と会議の内容を評価し、出席者を激励した。
この日の災害対策会議では、消防担当からの遺体収容数の報告や、遺体の搬送に霊柩車が足りなくなった場合の対応について
立谷市長の指示があったほか、立谷市長から麻生元首相に「仮設住宅の建設を進め避難所となっている学校を空けないと、
学校を再開できない」との陳情がなされた。(土井大輔)
ニコニコニュース 3月24日(木)21時52分配信
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