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★中電・浜岡原発３号機、再開４月以降に 2011年3月24日06時56分
中部電力の水野明久社長は２３日の記者会見で、定期検査中の浜岡原子力発電所（静岡県御前崎市）３号機について、
運転再開の時期は当初予定より１週間以上遅れて４月以降になるとの見通しを明らかにした。
東日本巨大地震で東京電力福島第一原子力発電所が被災したことから、
運転再開前に津波対策訓練などを実施して地元自治体などの理解を得る必要があると判断した。
会見で水野社長は、３号機について「中部はもちろん、東日本を支援するうえでも必要な電源。
できるだけ早く再開することが電気事業者の責務」と述べた。
中電や関西電力などは、電力不足に陥っている東電に毎日１００万キロ・ワットを送電しているが、
電力需要がピークを迎える夏場の管内の状況について、水野社長は「３号機が立ち上がってくれれば、
中部地域の需給は（東電への）応援を入れても心配ない」と説明した。
一方、水野社長は「浜岡原発６号機の計画や（４号機での）プルサーマル計画は、
工程の見直しを検討していきたい」とも述べ、計画を全面的に見直す方針を正式に表明した。
６号機の着工は２０１５年から１６年度中に、１８～２２年としていた運転開始時期も後半にずれ込むとの
見通しを示したほか、１２年春に行う予定だったウラン・プルトニウム混合酸化物（ＭＯＸ）燃料を
使用したプルサーマル発電も「（１２年春は）難しいと思っている」と述べた。
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