11/03/22 02:34:35.00 0
東京電力はエリアごとに順番で電力供給を止める計画停電(輪番停電)の
実施方法を見直す。現在、対象地域を5つのグループに分けて公表しているが、
各グループをさらに5つ程度に細分化して公表する方針だ。同じグループでも
停電になる地区とならない地区が併存するなど混乱が出ており、停電になる
地域をより明確にし、消費者が対応しやすくする狙いだ。
地域を細分化した計画停電は、早ければ3月中にも実施する方向だ。
計画停電は東電管内1都8県を第1グループから第5グループに分けて順番に
実施しているが、同じグループでも停電地区と非停電地区が併存する。需要に
応じて実施地区を判断しているためだが、消費者からは「自分の住んでいるところが
停電するのかしないのか分からず、生活や事業活動に影響を与える」との不満が
出ている。
東電は現在も、1つのグループを5つ程度に分けて実施しているもようだが、
これを明確にし、グループ内の停電の順番も決める。例えば第1グループに
A、B、C、D、Eの小グループがある場合、停電にする場合はまずAから実施。
それでも足りない場合はAとBを同時に停電とするか、Aの停電中にBも停電と
なるような措置を検討する。細分化したエリアが実際に停電する可能性を3段階に
分け、前日までに公表する仕組みも導入する。
電力供給は今後、火力発電所の運転再開や稼働率向上で増える見込み。
電力需要も3月に比べれば4、5月は少なくなるが、実施地域をより分かりやすくし、
経済活動への悪影響を抑える。
URLリンク(www.nikkei.com)