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沿岸の被災地は燃料が流通し始めた一方、内陸部はまだ市場供給がままならず、20日はガソリンスタンド付近で
給油待ちの車が数キロの列をなすパニック状態となった。全県への供給は連休明けの22日以降になりそうだ。
JR貨物の「石油列車」も運行を開始し、20キロリットル積載のタンクローリー40~50台分に相当する
ガソリンと軽油を輸送しているが、関係者によると大半は被災地が優先されているという。
このため内陸部のスタンドは休業店舗が依然多く、青森油槽所ルートなどで燃料を確保した店舗も量、
代金、台数、時間などで制限している。
盛岡市の国道4号沿いの店舗は給油待ちの車が車道に加え、歩道まで食い込み数キロの長蛇の列をなす事態に。
給油まで10時間以上待つ人も多く、トイレ提供や軽食を販売する店の姿も見られた。
20日午後から営業再開した店舗に前日午後8時半から並んだ同市高松のボイラー技士佐藤由夫さん(59)は
「給油を1週間我慢したが、もう空になりそうだったのでほっとした」と話した。
内陸部のガソリン供給は22日以降に本格化する公算が高く、22日に2千円分を販売するため、
21日早朝から整理券400枚を配布すると掲示している店も出ている。
県石油商業協同組合の野中範夫専務は「給油ローリーも入り始め、徐々に回り始めているが、
沿岸部の被災地優先のため、当面は一定の制限での給油になりそうだ」と話す。
岩手日報(2011/03/21)
URLリンク(www.iwate-np.co.jp)
【写真=22日のガソリン販売分の整理券の配布を知らせる盛岡市内のガソリンスタンド=20日】
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