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東日本大震災では、被災地に対して国内からだけでなく海外からも支援の手が続々と差し伸べられている。
申し出た国・地域は100を超えた。阪神大震災のときと比べて2倍以上だ
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外交面では対立してきた中国やロシアも、積極的に支援している。2008年には中国の四川大地震に対して
日本の救助隊がいち早く現地入りした。今度は初めて中国から援助隊が日本入りしている。中国の隊員は
〈災害に国境はない〉と決意を表明した
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情けは人のためならずという。〈他人に情けをかけるとその人のためにならない〉との誤解もあるが、
正しくは〈情けをかけると結局は自分のためになる〉。国の関係にもいえる。日本の被災国支援は、
お返しを期待したものでなかったにせよ今回、諸国の温かな反応がありがたい
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長野県と友好提携を結ぶ河北省の大学で日本語を教える斎藤憲さんは、飯田市の家族の安否を問う電話が
学生から何本も入り、思いやりに打たれた。魯迅が学んだ仙台市はどうなっているか、被災地の福島県に
予定通り留学できるかなど学生の関心は高い
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情けは…のことわざは中国語では〈好心有好報〉などという。斎藤さんは言葉の深い意味を教えるつもりだ。
任務を終えた救助隊には撤収の動きもあるが、届いた支援は日本外交に好影響を与える可能性がある。
情けに応えて、友好関係強化と復興を果たしたい。
ソース:URLリンク(www.shinmai.co.jp)