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危機管理で重要なのは信頼できる情報の素早い発信である。隠したりぼかしたりすると
疑心暗鬼を生み、かえって混乱を招く。メンツにとらわれない率直な情報伝達こそが
国民を冷静にする。
次第に改善されつつあるが東京電力の情報提供の混乱は目に余った。担当者が
原子炉の状況について事実を正確につかまないまま記者会見に臨んだり、発表された
停電の情報が誤っていたりした。
危険にさらされている原発近くの住民、停電で生活に重大な影響を受ける人々が不安、
いら立ちを募らせるのは当然だ。責任追及を恐れたりメンツにこだわった情報操作は
事態を深刻にする。
危機管理の基本は、国民が自分たちのおかれた状況を正しく理解できるよう、
正確な情報を円滑に流すことである。確認できないことは「確認できない」とその理由とともに
説明するべきだ。
そのうえで最悪の事態に陥った場合の危険度を的確に示すのは、多様な情報を握っている側、
とりわけ政府の責務であろう。
*+*+ 東京新聞 2011/03/21[08:23:43.22] +*+*
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