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東京電力福島第一原発の事故の影響で20日、栃木県からも放射性物質に汚染されたホウレンソウが見つかり、
食品衛生法の暫定規制値を超える農産物が検出された自治体は福島、茨城に続いて3県に広がった。
福島県内の加工前の牛乳からは規制値の17倍を超えるヨウ素が検出された。
政府は一定地域の食品の摂取制限や出荷停止が必要かどうか21日に結論を出す方針。
枝野幸男官房長官は記者会見で「ただちに健康に影響を及ぼすとは考えられない」と強調。
「どういう範囲で規制するかは広範囲でのモニタリング調査の結果を踏まえて検討したい」と話した。
厚生労働省は規制値を超える食品の人体への影響を調べるよう食品安全委員会に諮問した。
栃木県では19日に採った4市町のホウレンソウ7検体で規制値を超えるヨウ素、5検体でセシウムが出た。
最も高い壬生町でのヨウ素の値は規制値の約3倍。かき菜1検体からは規制値と同じ値のヨウ素が検出された。
県は農業団体にホウレンソウとかき菜の出荷自粛、出荷分の自主回収を要請した。
牛乳からは放射性物質は検出されなかった。
福島県の農場で19日に採れた牛乳を分析したところ、福島第一原発から約40キロ離れた飯舘村では、
約1リットルからヨウ素が5200ベクレル(規制値の約17倍)、セシウムが420ベクレル(同約2倍)が検出された。
規制値を超えた農場の牛乳は市場に出回っていないという。
県は安全性が確認されるまで県内全ての牛乳の出荷自粛を酪農家に要請する。
この値の牛乳を約1リットル飲んだとすると、人の体への影響は約120マイクロシーベルト程度。
人が1年間に浴びてもいい放射線限度量は1千マイクロシーベルトだ。
朝日新聞 2011年3月20日21時51分
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