11/03/20 13:57:31.34 0
>>1の続き
衛藤さんは30年ほど前から、大阪で移動自転車修理業を営んできた。自身も阪神大震災の経験者。
幸い、大きな被害はなかったが、その時は自転車のパンクで困っている人がいることを知らず、
応援に駆けつけることができなかったことをずっと後悔していた。
「今度同じようなことが起こったら、絶対に助けに行こうと思ってたんや。車いすも壊れていると聞いていたし、
介護の人の疲れも限界にきているしな」。
修理を終えて、被災者からお礼を言われると「将来、あの時大阪からあんなおっちゃん来てたなあって、
思い出してくれたらそれでいいんや。みんな頑張るんやで」と、屈託のない笑顔を見せた。
衛藤さんは若林区内の被災地を中心にして、今後も25日まで各避難所をできる限り回る。
1人でも多くの人のために-。大阪のおっちゃんは真っ黒な手で、休むことなく無償で修理を続けていく。
了