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(>>1の続き)
一方、折木良一統合幕僚長は自衛隊としての覚悟を強調する。「『1回目は必ずやるとの強い
意志を持って行け』と隊員に指示した」。出動したのは、陸自最大のヘリ部隊・第1ヘリコプター団
(千葉県木更津市、7500人所属)。CH47大型輸送ヘリ2機に放射線防護服を着用した10人
が乗り込んだ。40分間の限定飛行。約7・5トンの水が入るバケットと呼ばれる容器で2回ずつ
3号機を狙った。これまでにない恐怖心はもちろんある。だが、陸自幹部は「万策尽きれば
ホバリング(空中静止)してでもやるしかない」と声を絞り出した。
水投下に続いて高圧放水車での放水を命じられた警視庁機動隊。隊員は25~41歳の11人で
構成され、うち10人には家庭がある。原発敷地内には、指揮を執る幹部(55)や警察庁職員2人
もいる。どこまで原子炉建屋に近づけるのか、いつ撤退するのか―。手探り状態での作業に現場では
不安が漂った。
官邸が機能しない中、国家の命運をかけた決死の作業が始まった。
-おわり-