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東京電力福島第1原発の事故を受け、三重県四日市市の建設会社が17日、所有するコンクリートポンプ車を
原発への放水に利用してほしいと国に申し出た。同社によると、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故を封鎖する際に
活躍した重機と同型で、国や東電は使用可能か検討している。
同社によると、ポンプ車はドイツのプツマイスター社製で、全長約15メートルのトレーラー型。
車載アームを使い、高さ約50メートルまで放水、機体から約100メートルの距離で遠隔操作できる。
生コンクリートの圧送では毎時約150立方メートルを放出できるという。
国内には、建設会社と同社関連企業が計3台を所有。17日夜に「日本のために協力したい」と申し出た。
国の関係者は「放射線の強い建屋から離れて操作でき、高所にも届く」と期待。
東電も同社と連絡をとり、現場で使用できるか検討している。
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