11/03/19 23:53:17.38 KOUqtJCi0
冷却系のバックアップ電源が、地震によって失われるケースも、国会で質問されていますね。
●第164回国会 予算委員会第七分科会 第2号(平成18年3月1日(水曜日))
URLリンク(www.shugiin.go.jp)
○吉井分科員 要するに、おっしゃったタービンを回す冷却系が、それ自身を冷却するのに
冷却用の海水を使うわけですよね。それが失われてしまうということは、これはそもそも、
その冷却機能が失われるということになるんです。とめた場合は比較的早くにその冷却水量は
少し要らなくなったとしても、今度は内部の崩壊熱除去にそれは必要になってくるわけです。
内部の崩壊熱の除去の分が一分間六十トンということで、これが失われてきたりすると、
やはり深刻な問題になるわけですね。
だから、最悪の場合は炉心溶融とか起こり得るということを念頭に置いて対策を
考えなきゃいけないと思うんですが、そのことは一応念頭に置いての対策を考えるんですね。
○広瀬政府参考人 先ほど申し上げました蒸気タービンといいますのは、発電系のタービンではなくて
原子炉隔離時冷却系のポンプを動かすタービンでございますので、そのタービンで補助原子炉隔離時
冷却系を作動させるということになっております。原子炉の安全性のためには、停止した場合に
崩壊熱を除去するということを第一に考えて対応することが重要だと考えております。
○吉井分科員 ですから、原子炉をとめるまでも、とめてからも、その冷却をする
冷却系が喪失するというのが、津波による、引き波による問題なんです。
あわせて、大規模地震が起こった直後の話ですと、大規模地震によってバックアップ電源の
送電系統が破壊されるということがありますから、今おっしゃっておられる、
循環させるポンプ機能そのものが失われるということも考えなきゃいけない。
その場合には、炉心溶融という心配も出てくるということをきちんと頭に置いた対策を
どう組み立てるのかということを考えなきゃいけないということだけ申し上げて。