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東日本大震災の被災者に老眼鏡を届けようと、眼鏡の産地・福井県鯖江市の眼鏡枠やレンズメーカー、
小売店の有志が14日、収集を始めた。「避難所で新聞などを読む際に役立ててもらいたい」と、
1万本を目標にメーカーや県民に未使用品の提供を呼び掛けている。
きっかけは阪神大震災の経験だ。避難の際、老眼鏡を机や引き出しに置いたまま逃げることが多く、
当時体育館などで過ごす被災者から「眼鏡が欲しい」との声が多く寄せられた。
今回の震災でも老眼鏡を必要としている人が多いとみられ、支援しようと決めた。
14日から早速老眼用のレンズ加工などを始めた眼鏡店経営の田中幹也さん(31)=同市=は「惨状を見過ごせない。
産地として少しでも被災者に役立ててもらえれば」と話している。
製品は新品に限る。19日まで収集し、市を通じて被災地に寄付する。提供、問い合わせは同市神明町1丁目の
田中眼鏡=☎0778(51)4742=へ。
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)
被災地に送る老眼鏡の提供を呼び掛けている眼鏡製造関係者=14日、福井県鯖江市神明町1丁目
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)