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「テレビで爆発が放映されているのに、官邸には1時間くらい連絡がなかった。一体、どうなっているんだ」
菅首相は15日早朝、東京・内幸町の東電本店に乗り込み、会議に急きょ出席。
その場で同社の幹部や社員らに対し、福島第一原発事故への東電の対応について不満をぶつけた。
首相は、「(原発対応は)あなたたちしかいないでしょう。(原発からの)撤退などあり得ない。覚悟を決めてください。
撤退したときは東電は100%潰れる」とまくし立てた。首相の叱責する声は、会議室の外まで響き渡った。
地震や原発事故対策で陣頭指揮に当たる首相の異例の東電早朝訪問と、激しい叱責に、政府内からも、
「冷静な対応を国民に呼びかける首相が冷静になっていないのではないか」「現場が萎縮すれば逆効果だ」と
疑問視する声が出ている。
(2011年3月15日10時21分 読売新聞)
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