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ペットボトルを持つ高齢女性の声は、か細かった。「お水、くれませんか」。
職員はやかんに残る水をコップ1杯分だけ差し出した。宮城県東松島市の避難所には
多くの被災者が身を寄せるが、水や食べ物が行き渡らない。情報不足が焦りに拍車を掛け、
疲労が日々深まっている。
避難所の中学校には700人前後が詰め掛けた。「家族は無事です」
「宮戸から来ている方、だれでもいい、顔見せてください」。
玄関には安否確認のメッセージが書かれた紙がところ狭しと貼られている。
その横に立っていた白髪の女性の手には、大きな空のペットボトル。
小さな声で水を求めると、職員は申し訳なさそうに「これが精いっぱいなんです」。
近くのやかんから水を紙コップに移し、ちょうど1杯分をペットボトルに注いだ。
女性は深くおじぎをして、その場を去った。
*+*+ 産経ニュース 2011/03/14[20:12:32.74] +*+*
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