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・東京電力は十三日、福島第一原発3号機の原子炉の冷却機能が失われたとして、法に
基づく「緊急事態」を国などに通報した。一時的に水位が低下して燃料が露出したとみられ、
経済産業省の西山英彦大臣官房審議官は「燃料棒損傷は免れていない」と述べ、燃料の
一部が溶ける「炉心溶融」が起きているとの見方を示した。
3号機は燃料の露出により水素が発生し、原子力建屋の上部にたまった恐れがあり、
1号機と同様の爆発の可能性が出てきた。枝野幸男官房長官は「(炉心全体が溶け落ちる)
メルトダウンの状況にはない。万一爆発しても、周辺の皆さんに影響を及ぼす状況は生じない」と
強調した。
東電は原子炉の蒸気を外部に放出して圧力を下げ、真水、さらに海水を順次注入したが、
水位計が示す水位の上昇が止まったため原因を調べている。海水が入った原子炉を再び
動かすのは困難で、3号機は廃炉となる可能性が高まった。(抜粋)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
・経済産業省原子力安全・保安院は14日午前に記者会見し、東京電力福島第1原子力発電所3号機の
格納容器の圧力が一時的に設計値を超えたと発表した。海水注入ピットの水量が減り、給水を一旦
止めたことが原因。ただ保安院は実際に耐えられる圧力は「設計値の2~3倍」と説明しており、ただちに
爆発が起きる可能性はないとしている。
現在3号機へ給水は再開しており、圧力も下降傾向にあるという。ただ格納容器の内部の原子炉圧力は
依然高く、燃料棒が露出している可能性は高い。
1号機は給水を中断しているが、安定状態にあるという。2号機も安定している。
URLリンク(www.nikkei.com)
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