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放射性物質を含むガスの放出が続く福島第一原子力発電所で、周辺の放射線を測定する機器の大半が機能を停止した。
文部科学省は急きょ、移動観測車3台を派遣、13日から測定の支援を始めた。
ガスが広く拡散する心配もあり、各都道府県にも1時間に1回、測定データを報告するよう依頼した。
福島第一原発では、敷地境界で六つの原子炉を囲むように、放射線を測定する東京電力のモニタリングポストが8カ所設置されている。
しかし、地震後すべてからデータが送れなくなった。
停電が理由とみられる。原発周辺に設置された福島県のモニタリングポスト13カ所も1カ所しか機能していない。
現在は、目視で数値を読めるポスト1カ所と測定機器を積んだ2台の移動観測車でどうにか測定しているのが実情だ。
経済産業省原子力安全・保安院の根井寿規審議官は「電源の復旧を優先する必要がある。
今はぎりぎり最低限の情報は得られる態勢と考えている」。
このため、文科省は観測車3台と専門家を派遣し、13日午前から計測を始めた。
さらに、放射性物質を含むガスは拡散する可能性もあるため、全国の都道府県に対し、常時測定している記録を
1時間に1回、報告することを依頼した。
宮城県の東北電力女川原発では一時、高い放射線を観測している。
各都道府県には、大気中のガンマ線やヨウ素などの放射性物質を24時間測るモニタリングポストが1カ所以上設置されている。
ビキニ環礁での核実験などを受けて計測を始めた。
これまで毎月の平均値や最大、最小値などを国に報告している。
朝日新聞 2011年3月14日10時33分
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