11/03/14 02:59:28.58 0
東日本巨大地震の発生から3日目となった13日、各地の避難所では物資不足が
深刻化し、すでに2晩を過ごした被災者の多くは、寒さと空腹に疲労の色を一層濃く
している。
「水も食べ物も足りない。もう2時間も探し歩いている」。13日午後、津波で街が
水没した岩手県陸前高田市内の避難所の一つで過ごす20代の男性がつぶやいた。
手には、未開封のペットボトル。避難所から離れた小売店の跡まで歩き、拾ってきた
という。
市立第一中にある避難所の対策本部副代表を務める中井力(つとむ)さん(61)は
「食料はぎりぎり。手持ちはほとんどなく、救援物資が到着するのを待っている」と
切実に話す。同校には13日午前現在、約950人の住民が寝泊まりしているが、
物資の不足は深刻だ。「特に米が足りない。野菜をとることも大切だができない」
夜は冷え込むため、温かい食べ物がほしいが、行き届かない。また、ガソリンや
暖房具、トイレットペーパー、医薬品などの確保も切実で、特にガソリンは発電機に
使うため極めて重要だという。
同校に避難している矢作美保さん(63)は、「そのまま逃げてきたので着替えがなく
困っている。もう3日目なので……」と、疲れた表情で語った。
宮城県南三陸町では、志津川小学校の校舎に約1200人が避難している。若い
男性らががれきの山から灯油を持ってきたり、壊れた自動販売機からジュースを
取り出して配っている。
つづく