08/08/09 16:17:23
九州大学未来化学創造センターの小江誠司教授らの研究チームは8日までに、ニッケル化合物を触媒にして常温・常圧で
水素から電子を取り出す基礎技術を開発したと発表した。安価なニッケルを触媒に使うことで、二酸化炭素(CO2)を排出しない
燃料電池車の大幅なコスト削減につながるという。
燃料電池は通常、水素から電子を取り出す際には高価な白金を利用していた。研究チームは自然界に存在する酵素
「ヒドロゲナーゼ」が水素を活性化する仕組みを研究。同酵素を組成するニッケルを使って水素をイオン化する触媒を昨年
4月に開発した。今回、その触媒を使って発生した水素イオンから電子を取り出す仕組みを解明した。
ソース(日経新聞) URLリンク(www.nikkei.co.jp)