08/08/01 09:25:26
★福田内閣改造、野田聖子氏の入閣濃厚
福田康夫首相は３１日、政権発足後初となる内閣改造を１日午後に断行する。
当初は４日が有力視されたが、前倒しを決断した。衆院解散・総選挙をにらみ、
永田町ではさまざまな名前が飛び交っており、野田聖子元郵政相、
小池百合子元防衛相らの入閣も浮上している。
支持率低迷にあえぐ福田政権にとっては、政権浮揚を懸けた内閣改造。
４日は仏滅の上、与党内から「ぐずぐずしていると国民に決断力がないという
印象を与える」との意見が出たことから前倒しとなった。
福田首相は昨年９月の就任時、安倍内閣時の閣僚１７人のうち１５人を
再任または横滑りで起用。それだけに「小幅改造では国民に福田カラーが伝わらず
、意味がない」（与党幹部）との懸念から、大幅改造で人心一新を図るとみられる。
永田町関係者によると、３１日の段階で現職の有力閣僚にも留任か退任かの連絡は
一切入っていないという。また、入閣が取りざたされる議員らにも事前の打診は
行われていない。これは、小泉元首相や安倍晋三前首相の手法を踏襲した
“一本釣り人事”。福田首相も記者団に人事の内容について「頭の中にある」としか
語らず、徹底した秘密主義を貫いている。
ある自民党関係者は「福田首相は女性閣僚を少なくとも２人は指名したい考え。
最有力候補とされているのが、野田聖子元郵政相だ」と明かす。
野田氏は、福田政権のキーマンとして党内で発言力の強い古賀誠自民党選対委員長に近い。
初の女性首相の最右翼とされていたにもかかわらず、郵政造反組として一時離党、
冷遇された経緯があり「“完全復活”のアピールになる。
福田カラーの象徴として、消費者問題担当相を新設して入閣させる可能性も」（前出自民党関係者）。
また、小池百合子元防衛相の起用説も根強く、昨年９月に男児を出産した
小渕優子衆院議員の少子化担当相や、民間からベストセラーとなった
「女性の品格」の著者、坂東真理子氏を男女共同参画担当相として起用するとの観測もある。
公明党枠には、松あきら参院議員や池坊保子衆院議員の名前が浮上している。
一方、首相との連携不足が指摘されている町村信孝官房長官、収賄罪などで逮捕、起訴された
防衛省前事務次官の守屋武昌被告との会合に出席していたとされる額賀福志郎財務相、
失言を繰り返した鳩山邦夫法相らは改造によって政権を去るとの見方が強い。
町村氏の後任には細田博之元官房長官が有力視され、年金問題で矢面に立たされている
舛添要一厚労相は留任の可能性が高いとみられる。
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