08/07/30 15:30:59
奈良県天理市櫟本(いちのもと)町にある市設駐車場(143台)の収益金の一部が、
管理を委託した団体を通じて特定団体の活動費になっていることが市の調査で分かった。
判明している06、07年度分だけで、流用は計約100万円。
市は「本来、公共施設の利益であり、不適切」として、団体の是正指導に乗り出すことを決めた。
この駐車場は市が同和対策事業で74年、旧日本道路公団の所有地に整備。
「部落解放同盟石上・市場支部車友会」に管理を委託してきた。
車友会は同支部の但馬義雄支部長が会長を務めている。
支部の上部組織の県部落解放同盟支部連合会は、部落解放同盟奈良県連とは別組織。
市の調査によると、車友会は協力金名目で駐車場の利用者から1台当たり
年1万~2万円台を徴収。現在の利用は年間約100台で約150万円の収入になり、
06、07年度、車友会は収入から補修費などを引いた余剰金を助成金名目で支部に支出していた。
市は今月上旬、担当者が車友会の幹部に会って実態を調査。
市建設部の有井正雄次長は「管理を任せきりにして実態をつかめていなかった。
指定管理者方式の導入も視野に改善を進める」としており、今後、
新たな管理方法を決めたうえで車友会の是正指導を行う。
但馬支部長は毎日新聞の取材に「当初は市とも相談した上で、
74年から余剰金を支部活動費に充てていた。(是正指導に対しては)市の方針に従い、
改めるべきところは改める」と話している。
ソース:毎日新聞
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