08/07/23 15:07:58
★中国産アンコウも「国産」として販売…下関の水産会社
山口県下関市の水産物加工卸売会社「エツヒロ」(森敏一社長)が、
中国からの輸入養殖トラフグを国産と表示して販売していた疑いで
農林水産省の立ち入り調査を受けた問題で、エ社が中国産養殖アンコウや
中国で水揚げされた天然シロサバフグも国産として販売していたことがわかった。
同省は23日、日本農林規格(JAS)法に基づき、改善を指示する。
農水省の調査によると、エ社は今年3~6月、刺し身や切り身などに加工した
中国産養殖トラフグ、アンコウ、天然シロサバフグ計約5トンについて、
トラフグを「熊本県産」、シロサバフグとアンコウを「山口県産」などとして出荷。
首都圏や近畿、中国、四国地方のスーパーなどに納入していた。
この際、トラフグは養殖フグの著名産地である熊本県産、
シロサバフグはフグの全国有数の水揚げ地として知られる山口県産とするなど、
魚種によって偽装する産地の県名を変えていた。
農水省は関係者から情報を入手し、今月7~15日、5回にわたって
山口県長門市の工場など3か所を立ち入り調査した。
その結果、エ社は2005年度以降、多い時で年間数十トンの
中国産養殖トラフグ、アンコウを仕入れていたのに、中国産として出荷した
記録がないことが判明した。このため、同省はエ社が05年度から、
中国産トラフグ、アンコウの産地を国産と偽装していた可能性があるとみている。
讀賣新聞 URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)