08/07/19 20:57:51
北京五輪で金メダルを目指す星野ジャパンの全24選手が17日、都内
ホテルで発表された。若きエースのダルビッシュ有と、唯一10代で
代表入りした田中将大をはじめ、不調により選出が危ぶまれていた
大黒柱の上原浩治もメンバー入り。現時点で「日本の最強メンバー」
というが、その一方で星野ジャパンは致命的な欠陥が露呈。
迷える大黒柱にも再生のタイムリミットが刻一刻と迫っている。
全日本野球会議の日本代表編成委員会はこの日、北京五輪野球の
日本代表最終候補39選手の中から本番に臨む24選手を発表。日本
球界を代表する若きエースのダルビッシュや、プロ野球選手として
史上最年少の19歳10カ月での出場となる田中らが選ばれ、メンバー
入りが有力視されていた巨人の高橋由伸や小笠原道大が落選した。
会見では全24選手を読み上げた星野仙一監督が「現時点で日本の最強
メンバーだと自負しております」と意気込みを語った。さらに「北京ではこの
メンバーで、しっかり闘っていきたいと思っております」と自信満々だった。
あくまで最強メンバーであることを強調したが、決して盤石とは言い難い。
星野ジャパンといえば、当初6月下旬にメンバーを発表するはずだったが、
思いのほか選考が難航。そのため16日のスタッフ会議でも決まらず、
最終決定はギリギリまでずれ込んだ。その元凶となったのが「投手を10人に
するか、11人にするかという部分があった」(星野監督)という投手陣だ。
特に成績不振ながら代表入りした上原には賛否両論。あくまで星野監督は
「代表合宿中になんとかオレと大野(コーチ)で立ち直らせる」と再生に
強気だが、その一方で日本代表関係者からは「裏を返せば、それまでに
上原を復活させられなければ、ピッチングスタッフの想定はご破算。
あとはケガ人が出ないのを祈るばかり」と危惧する声が出てきている。
無理もない。五輪の大会規定でケガ人が出た場合は、8月13日の野球開幕前
に開かれる監督会議までなら、最大5選手の入れ替えができる。日程的にまだ
余裕はあるが問題は、それ以前に今回選出した陣容に無理があるからだ。
前出関係者が続ける。
「予選4戦目の韓国戦までの先発は決まっていますが、それ以降は上原次第
ですから、時限爆弾を抱えているも同然。アテネのように、初めから
ピッチャーを11人にしていれば、上原の出来に関係なく、先発とリリーフの
構成上のバランスは問題なかった。もう1枚リリーフを置けなかったことを、
後で悔やむことにならなければいいんですが…」
決勝まで9試合。本番で星野ジャパンの欠陥が悲劇を生まなければ良いが…。
▽ソース 内外
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