08/07/19 20:12:52
トップニュースになるはずの日本代表24選手決定発表劇に大誤算。電撃的な
「野茂引退」にスポーツ紙1面ジャックされてしまった星野ジャパン。実は、
8月8日のパ・リーグ選抜、9日のセ・リーグ選抜(いずれも東京ドーム)との
強化試合もテレビ放送なしの危機一髪だった。(夕刊フジ編集委員・江尻良文)
「J SPORTS(ジェイ・スポーツ)が中継してくれることになってホッとしているよ。
日本代表の強化試合がテレビ中継なしでは格好がつかないからね。本当によかったよ」
J SPORTSが中継することになってテレビ放送なしの危機を回避できた。
星野ジャパン関係者は胸をなで下ろしている。
昨年12月の北京五輪アジア最終予選前の星野ジャパンと豪州代表チームとの
強化試合は、2試合ともテレビ朝日系列が放送。第1戦が11%、第2戦は10%(ビデオ
リサーチ調べ)だった。高視聴率とはいえないが、今度は北京五輪本番直前の
星野ジャパンの強化試合だけに、本来ならば飛びつくはずだ。しかし、地上波
の各局が星野ジャパンの強化試合に背を向けたのか。民放関係者がこう語る。
「8月8日に北京五輪が開幕してしまうからですよ。星野ジャパンの
パ・リーグ選抜、セ・リーグ選抜との強化試合を放送しても視聴率は
取れない。そう判断してどの局も名乗りを上げなかったんですよ」
目先の視聴率競争がすべてのテレビ局に関しては、ソフトバンクの王監督
が日頃から手厳しく批判している。「民放テレビ局、とくに日本テレビは
過去に巨人戦中継で儲けさせてもらったのに、ちょっと視聴率が下がった
からと放送しなくなるのは、筋が通らない。運命共同体だろう。今こそ
巨人を救うために、我慢してでも中継しなくてはおかしいだろう」と-。
今回の星野ジャパンに対する民放テレビ局の対応も全く同様の事態だ。
「いや、視聴率がすべての地上波での中継に期待する方がおかしい時代
なんでしょう。たまに中継しても相変わらずの尻切れトンボ。野球中継は
BSやCSで最初から最後まで楽しむ方がいい。そういう時代でしょう」と
球界関係者からも声を大にした。確かに時代は変わっている。
▽ソース ZAKZAK
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
※記事全文は記者自ら夕刊フジを購入し書き起こしました。