08/07/19 07:33:36
◆ あらためて完全復活誓う ◆
オリックス・清原和博内野手(40)が18日、現役引退を決断した野茂英雄投手(39)
への思いを口にした。「野茂も自分の球が投げられなくなって、決断に至ったのではないか」
と心中を慮った上で「自分は自分の目標を定めてやっていきたい」と、あらためて自らの
完全復活を誓った。この日のウエスタン・中日戦(北神戸)では「5番・DH」で先発。
第3打席で二塁打を放ち、ライバルへの“はなむけ”とした。
◆ 「対決できたことを幸せに思う」 ◆
また1人、ライバルが球界を去った。かつて西武の主砲と近鉄のエースとして幾度となく
対峙(たいじ)し、真っ向勝負でファンを沸かせた清原と野茂。そのライバルの決断に、
清原の“惜別の辞”は尽きることを知らなかった。
「あれだけ誰も成し遂げられていないことを成し遂げて“悔いが残る”というのに、
野茂のすごさを感じた」
思い出が走馬灯のように脳裏を駆け巡った。1990年4月10日の藤井寺球場。初対決
は無死満塁で迎えた。結果は空振り三振。「野茂が覚えているかは分からないですけど、
最初の三振は僕ですからね」。“ドクターK”野茂が日米19年間で奪った通算奪三振は
3122を数える。その記念すべき1つ目は、清原から奪ったものだった。
「同じ時期に野球ができて、対決できたことを幸せに思う」。90年から94年までの
5年間、2人はしのぎを削り合った。通算対戦成績は118打数42安打の打率・356と
清原が優勢。だが、同時に喫した三振も34を数える。「野茂は“ここでフォークを投げれば
完全に三振”というところでもストレートだった」。三振数は、すなわち直球勝負に
フルスイングで応えた結果だった。
「死闘を繰り広げた選手たちが引退するのはつらい」。思わず本音もこぼれた。しかし、
清原にはグラウンドで、まだやり残したことがある。それを成し遂げるためにも今は、復活を
目指して自らと、そして古傷との闘いの日々を送っている。この日も2軍戦に先発出場。5回
の第3打席で2年目右腕・清水昭の135キロ直球を強振し、左翼線二塁打を放った。
「もう一度、僕自身は誰もやったことのないことにチャレンジしているわけだから、残念な
ニュースが飛び込んできましたが、自分の目標を定めてやっていきたい」
野茂への“はなむけ”二塁打を放つと同時に、あらためて復活ロードを歩み続ける覚悟を
決めた。次々と球界を後にする数多くのライバルたちの思いを胸に、清原は必ずや1軍の
グラウンドに帰ってくる。
▽ソース:スポーツニッポン
URLリンク(www.sponichi.co.jp)
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