08/06/26 07:38:09
全国漁業協同組合連合会(全漁連)や大日本水産会など16の主要漁業団体は25日、7月15日に
全魚種で一斉に休漁する方針を決めた。約20万人の国内漁業者の大半が参加する見通し。燃油高による
経営の窮状をアピールするのが狙い。盛漁期のアジ、サバなどの鮮魚が店頭で一時的に品薄になるなど
消費者にも影響が出そうだ。
全国の小型イカ釣り漁船約3000隻が18日から2日間、一斉休漁したのに続く組織的な大規模休漁
になる。
イカ釣り漁業者も再び休漁に踏み切り、地域によっては休漁日数の延長も検討している。全漁連は
16団体に所属していない養殖漁業者にも休漁を呼び掛ける。
全漁連によると、燃料に使われるA重油の6月24日現在の推定価格は、2003年の年間平均と
比べて2・7倍の1キロリットル当たり10万6500円に上昇した。記者会見した全漁連の服部郁弘会長
は「漁業者は漁に出れば出るほど赤字が重なる」と訴えた。
全漁連は「休漁は1日だけなので、流通業者は事前に鮮魚を手当てできる。消費者に大きな迷惑は
掛けない」と説明しているが、イカ釣りの休漁では一部のスーパーが生鮮物を仕入れることができなく
なった。
ソース:日刊スポーツ
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