08/07/07 21:24:37 9zQ8cEry
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く#{ミ/ノヾ、_彡
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編集長は、「こんなヘタクソは使えない。次の号から別のマンガ家に変えてくれ!」
と、ぼくが描いた『仮面ライダー』1回目のゲラ刷りをテーブルの上に叩きつけたのだ。
首がすくむ思いとは、まさにこのことだった。ああ、せっかくつかんだチャンスも、
これでおしまいか―と、ぼくは覚悟した。
ところが石ノ森先生は、少しもあわてずに、あっさりといった。
「おれが責任を持つから、すがやでつづけさせてくれ」と―。
石ノ森先生に、こういわれては渋々ながらも編集長も引きさがるざるを得なかった。
「とにかく、いまはよけいなことを考えなくていい。とにかく量を描け。ヘタだと思ったら
人の二倍描け。マンガは描いていればうまくなる。とにかく描くしかないんだ」
編集長が帰ったあと、石ノ森先生はぼくにこういってくれた。(中略)
「キャラクターもよくできているし、ストーリーもいい。マンガ家に大事な
オリジナリティを出そうとしているのが、よくわかる。絵は、まだまだだけど、
数をこなしているうちに格好がついてくるものだ。ここまでできれば、
マンガ家としてやっていけるよ。今日で監修はオシマイ。あとは、自分で頑張りな!」
■うまくなりたければ量を描け(石ノ森章太郎先生の言葉):すがやみつるblog
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