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★小野寺副大臣会見記録《平成20年6月19日（木曜日）16時30分～ 於：本省会見室》
○北朝鮮問題
【問】今日、拉致問題の特別委員会がありましたが、先に合意した再調査を前にしてどのような
調査を行うか日朝間で協議をするとのことですが、その見通しは如何ですか。
【副大臣】まだ具体的にいつから始めるかということは、決まっておりません。
【問】目処はつきませんか。
【副大臣】私どもとしては、このような形で両国がお互いの立場を表明し、理解している
ということになっておりますので、なるべく早く協議は進めたいと思っております。
【問】米国のテロ支援国家指定解除の動きにつきましてどうお考えですか。
【副大臣】ライス国務長官がスピーチされたということにつきましては、私どもも内容に大変注視しております。
ただ、この内容につきましてはご存知のとおり、あくまでもテロ支援国家指定解除の手順というか、
そういうことを説明したということにあり、この支援というのが、決してテロ支援国家指定解除が
前提の話ではないと受け止めております。ご存知のとおり、本日ヒル米国務次官補が、外務省を訪れまして、
17時30分を目処に斎木アジア大洋州局長との協議もございます。
こういった中でまた色々な意見が出てくるのではないかと思います。
【問】テロ支援国家指定解除の際には、事前に日本政府に連絡があると聞いておりますけれども、
そういうものはまだないということですか。
【副大臣】具体的には北朝鮮が申告を正式にすると、それを受けての、おそらく米国の国内での
プロセスになると思いますので、ただその申告を出したということ自体聞いておりませんので、
まだそのような段階にはないと思います。
【問】申告が出たら解除しますという話も米国側から聞いていないのでしょうか。
【副大臣】申告というのは、申告を見て、精査をして、中身を見なければ、それがきちんとした
申告かどうかも判断ができないと思いますので、そこは出す前から解除する、しないということは、
米国も考えていないと思います。
外務省 URLﾘﾝｸ(www.mofa.go.jp)