08/06/14 10:00:02
「一時の過ちが幸せな家庭を崩壊させる」-。覚醒(かくせい)剤事件など職員による不祥事が相次ぐ桜井市の谷奥昭弘
市長は、再発防止策の一環として全職員の家族あてに手紙を配布し、私生活での家族の協力を求めた。一方、社会的制裁
を強化するため、同市は免職・停職処分となった職員について氏名を公表することを決定。処分内容を具体的に示した
指針を策定し、臨時職を含む全職員約850人に周知徹底を図った。
同市では昨年から、公金横領や傷害などの疑いで職員が次々と逮捕され、今年3月以降は特に、覚醒剤使用などで
元職員も含め計6人が逮捕されている。谷奥市長は全職場を巡回して綱紀粛正を訴えたが、その後も逮捕者が後を
絶たない。
谷奥市長は、家族にも事態の深刻さを伝えることを決め、手紙の配布を決定。「ご家族様」とあてて、A4判の紙2枚に
「違法行為をすれば職員が罪をつぐなうだけでなく、新聞やテレビにも報道され、家族も肩身の狭い思いをする」「懲戒免職
になると、職を失い退職金も支給されない」などとつづっている。
一方、新たに策定された処分の指針では、「公金横領は免職」「けんかは減給か戒告」などと具体的に明記。職員の
処分公表に当たっては、免職・停職の場合は従来の役職や年齢に加えて氏名も含めることにし、公表の対象外だった
減給・戒告処分は氏名を除く役職や年齢を公表するとしている。谷奥市長は「公務外の不祥事も多発しており、生活全般
にわたって家族の協力を得ながら再発防止に努めたい」としている。
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)