08/06/11 10:25:16
★「点滴が何らかの関与」 搬送先の病院長が記者会見
伊賀市上野車坂町の整形外科「谷本整形」(谷本廣道院長)で点滴治療を受けた
患者14人が体調不良を訴え、うち女性1人が死亡した問題で、患者8人が搬送された
上野総合市民病院(同市四十九町)の村山卓院長と伊藤宏雄診療部長の2人が
10日午後10時45分から記者会見を開き、患者の容態などについて説明をした。
【運ばれてきた患者の容態について説明する村山院長(右)と伊藤診療部長=上野総合市民病院で】
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説明によると、6月9日昼過ぎ、81歳の男性が悪寒と発熱を訴え同病院に搬送された後も、
68歳から80歳までの男女5人が立て続けに同様の症状で谷本整形や自宅から救急車などで
運ばれてきた。血液検査を行ったところ、いずれも極端な白血球の減少が見られたという。
男女5人は、同整形で消炎剤とビタミン剤の点滴を受けた後、腹痛や発熱、
おう吐、震えなどの不調を訴え、38度~39度の発熱も確認された。
村山院長は「点滴を受けてから約1時間で発症していることから、同整形の点滴が何らかの
関与をしている可能性が高いと判断し、伊賀保健所と同整形に報告した」と経過を説明した。
また同病院では、同日以前にも似たような症状で2人が運ばれており、現在も入院している。
2日に急性腎不全の症状で来院した女性は「2、3日前に谷本整形で点滴を受けた」と
話していたというが、同病院では「点滴に使われた薬剤の詳細は不明で、
因果関係は明らかではない」と述べた。
患者の容態について、村山院長は「全員快方に向かっているが、
血液検査に数日かかるため、もう少し入院が必要。全力で治療に当たりたい」と話した。
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