08/06/07 19:07:34
7日午前9時50分ごろ、京都市左京区岡崎法勝寺町の京都市動物園で、
おりの中を清掃中だった飼育員の伊藤淳さん(40)がトラに襲われ、病院に
運ばれたが、約3時間後に死亡した。
女性客からの連絡で駆けつけた獣医師が麻酔銃を撃ち、安全を確認した上で
午前10時15分ごろ、おりから救出し病院に運んだ。
川端署は、安全確認が不十分だった可能性があるとみて捜査。実況見分し、
動物園の関係者から事情を聴くなどして状況を調べている。
襲ったのは、体重約150キロのアムールトラの雄「ビクトル」(11歳)とみられ
口に血が付着していた。昨年10月から繁殖のため、多摩動物公園(東京)から
借り受けていた。
調べでは、伊藤さんは清掃と餌やりを担当。清掃作業のためニワトリでおびき寄せて
ビクトルをいったんおりから出し、その後おりの中に入ると、ビクトルが戻ってきたという。
扉を閉め忘れたらしい。頭や顔、首、手にかまれたり引っかかれたりしたようなあとがあった。
女性客が「飼育員がおりの中で血を流して倒れている」と動物園の事務所に駆け込んだ。
伊藤さんが倒れていたのは客から見えにくい場所だったという。
動物園によると、伊藤さんは中堅クラスの飼育員。おりにはトラの部屋が2つ、
グラウンドが1つあり、1頭をグラウンドに出し、もう1頭を片方の部屋に入れるはずだった。
2頭は「お見合い」の期間中だった。
この日は午前9時に開園。動物園は事故後、客を園外に誘導し臨時休園とした。
記者会見した長谷川淳一園長は「園内でこのような事故が起こり、市民や来場者に
大変申し訳ない」と謝罪した。
スポニチ
URLリンク(www.sponichi.co.jp)
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