08/06/05 15:10:05
千葉大学の小室一成教授らは、万能細胞を心臓の筋肉(心筋)の細胞に
効率よく成長させられるたんぱく質を発見した。
万能細胞の一種である胚(はい)性幹細胞(ES細胞)に加えたところ、心筋の細胞が20倍も多くできた。
心筋細胞をたくさん作るのに役立つ可能性があり、心臓病の再生医療の実現につながりそうだ。
英科学誌ネイチャー(電子版)に発表する。
千葉大グループは、細胞が増えるのに必要な物質にくっつくたんぱく質に注目。
カエルを使って調べた結果、このたんぱく質が心臓の形成と心筋細胞を作り出すのに必要なことがわかった。
万能細胞の一種であるES細胞から心筋細胞に成長するのは1%程度といわれているが、
発見したたんぱく質をマウスのES細胞に加えたところ、20倍の心筋細胞ができた。
今後は新型万能細胞(iPS細胞)でも試す。
ソース
URLリンク(www.nikkei.co.jp)