08/06/03 13:20:46
アイスランドとノルウェーが日本への鯨肉輸出を18年ぶりに再開したことを
両国の業界代表が明らかにした。
アイスランドのミンククジラ捕鯨業者協会のGunnar Bergmann Jonsson
会長によると、日本向けの鯨肉80トンを積んだ船が2週間ほど前にアイス
ランドを出航しており、すでに日本に到着していているはずだという。
1990年を最後にアイスランドの日本向け鯨肉輸出は停止していたが、
Jonsson会長は、2006年に日本政府から鯨肉輸出許可を得ていると明か
した。
日本は世界最大の鯨肉市場だが、北欧産水産物に含まれる水銀や
ダイオキシンに対する懸念から、日本市場への需要はこれまでなかった。
しかし、ノルウェー漁業省職員によれば、これまでの鯨肉の輸出先は
アイスランドおよびフェロー諸島のみだったが、今年から日本にも鯨肉を
輸出していることを明らかにした。しかし、日本がノルウェー産鯨肉を受け
いれるようになった経緯については「日本側に聞いてほしい」とかわした。
ノルウェー、アイスランド両国は1986年に発効した国際捕鯨委員会
(International Whaling Commission、IWC)の商業捕鯨モラトリウムをうけ、
商業捕鯨を中止していた。しかし、ノルウェーが1993年に商業捕鯨を再開、
アイスランドも2006年にこれに続いた。現在、商業捕鯨を行っているのは
世界でこの2か国のみ。
AFP通信
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