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★貧困世代の「蟹工船」ブーム
「これって、今とまるで同じ……」。作家の雨宮処凛(かりん)さん(33)は
昨年12月17日夜、プロレタリア文学作家、小林多喜二(1903~33年)の
代表作「蟹工船(かにこうせん)」を初めて読み、涙を落とした。内容が、
ワーキングプアの現状や自身が関係するフリーター労働運動と二重写しに見えたからだ。
半年後、雨宮さんの涙は奔流となった。新潮文庫の「蟹工船・党生活者」は
今年、例年の47倍を超す23万7000部を増刷し、オリコンの文庫ランキング
(5月19~25日)で11位と大健闘している。この動き、雨宮さんとほぼ同い年の私には、
旧来の左翼の思想や運動を知らない世代が、時代の羅針盤を求めてもがく
現状の反映に思える。
毎日:
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