08/04/03 11:13:58
★NOVA元社員降格・減給か解雇迫られ15人が退職
経営破綻した英会話学校「NOVA」の事業譲渡先企業で、NOVA出身社員の
退職や降格が相次いでいることが2日、分かった。会社側はNOVA出身者を
受け入れるにあたり、以前と同じような待遇を掲げていたが、ここにきて
降格や減給を通告、同意しなければ解雇という二者択一を迫っているという。
NOVAは昨年10月、野放図な拡大路線がたたって会社更生法の適用を申請。
同11月、居酒屋チェーンなどを展開するジー・コミュニケーション(名古屋市)の
子会社で教育事業を行うジー・エデュケーションに事業を譲渡し、NOVAは
破産手続きに移行した。
ジー・エデュケーションは事業譲渡を受けて、2月時点でNOVAから日本人500人、
外国人1431人を採用した。が、一部の外国人講師が契約更新を拒否されたり、
解雇されたりしたとして騒動に発展。今度は本部系社員にも及んできた格好だ。
関係者によると、3月末時点で、NOVA出身の本部系社員の少なくとも15人が、
会社側の勧奨に応じる形で4月末に退職する。このうち「外国人講師のビザ発給や
スケジュール調整を行うNOVAの根幹」(NOVA元社員)といわれる「東京外事課」では、
日本人1人と日本定住外国人9人の計10人のスタッフ全員が退職となる。
親会社のジー・コミュニケーションによると、ジー・エデュケーションではこのほか、
NOVA部門の管理職約20人が降格、5人が昇格した。このなかにNOVA出身者も
含まれているとみられる。
関係者の証言や夕刊フジが入手した内部資料によると、3月中旬、グループ総帥の
稲吉正樹ジー・コミュニケーション会長名で、ジー・エデュケーション社員にメールが
送信された。内容は「NOVAの再生が予定通り進んでおらず、早ければグループ全体として
3月の給与の支払いができない」とし、「原則全社員の降格と大幅な減給を実施、
それに同意できない場合は1カ月間の給与を保証したうえで解雇する」という厳しいもの。
本部系社員を徹底的に圧縮する方針も打ち出されたという。
「『2階級降格を受け入れるか解雇か、10分以内に決めろ』と上
司に迫られた社員もいたようだ」(関係者)というから、すごい。
内部資料によると、ジー・エデュケーションは事業継承後の昨年11月に4億円弱、
12月に3億円強の経常赤字に転落。今年3月中旬の社員あてメールでは
「2月の経常赤字は約4億7900万円で1月に続き約5億円の赤字」
「現状のままでは会社として存続できない」と危機感をあらわにしている。
同社秘書広報室は「赤字は事実だが、5月には単月黒字化する計画だ」としている。
新天地で猛烈な逆風にさらされているNOVA出身社員の一部には、
「(理不尽に思えた)NOVAが天国に見える」との声も聞かれるという。
zakzak URLリンク(www.zakzak.co.jp)