08/03/27 09:27:04
★モアイ像のかけら盗み禁固7年
世界遺産に登録されている南米チリ領イースター島でモアイ像の耳たぶを壊して盗んだとして、
フィンランド人の観光客の男(26)が拘束された。AP通信が25日伝えた。
有罪となれば、国家遺跡を保護する法律により、禁固7年と罰金約1万9000ドル(約190万円)が
言い渡される可能性があるという。
男は23日、4メートル近い高さのモアイ像の右耳たぶを手で破壊、地上に落として
20~30センチの小片に砕き、少なくとも小片を1つ持って逃げたという。
被害に遭った像は数百年の風雨でもろくなっていたとみられる。
モアイ像のあるアナケナ海岸で同日、男が耳の小片を持って逃げる姿を目撃したという、
先住民ラパヌイ人の女性が警察に通報。その後、女性が見たという男の体に彫られた
タトゥーから身元が分かり、拘束された。
イースター島の関係者はAP通信に対し「幸運にも、このようなことは毎日起こることではない。
ただ、イースター島には考古学的に価値のあるものがそこらじゅうにあり、警備員がすべてを
防ぐことはできないので、管理することはほぼ不可能だ」と話している。
破壊されたモアイ像は修復できる見込みだという。
03年1月には、日本人男性観光客=当時(28)=が、同地のモアイ像に自分の名前を彫り、
地元警察に文化財法違反で逮捕された。
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