08/02/21 05:51:19
世界の新興感染症の出現件数は過去約60年で約4倍に増え、6割が動物に起源があることが分かった。
英ロンドン動物学会や米コロンビア大などの研究チームが出現状況を地図にまとめ、21日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
毒性の強いH5N1型鳥インフルエンザや新型肺炎(SARS)など、開発途上国での出現が目立っており、早急に
監視体制を強化する必要があるという。
研究チームは、1940年から2004年までに医学文献に掲載された335件の新興感染症の出現報告を分析した。その結果、
病原体別では細菌・リケッチアが54%と、ウイルスやプリオンたんぱくの25%を大きく上回った。
全体の60%の起源が動物で、このうち72%がSARSの感染源となった中国に生息するコウモリのように野生動物だった。
過去最悪は、アフリカのチンパンジーからうつったとみられるエイズだった。
野生動物からの新興感染症は開発途上国が多いが、先進国でも病院で抗生物質の多用による耐性菌が出現したり、生野菜などの
食材生産施設で病原性大腸菌の変異株が発生したりしている。
ソース:URLリンク(www.jiji.com)
時事ドットコム 02/21 03:40