07/12/31 04:31:52
東京消防庁によりますと、救急隊員が通報を受けて駆けつけた現場で相手から暴力を受ける
などの被害は、ことしに入ってから49件に上っています。件数としてはこれまでで最も多く、5
年前に比べるとほぼ倍に増えています。
8月には、江戸川区の駅で酒に酔って転倒し、けがをした男を運ぼうとした救急隊員が男に顔
を殴られてけがをしたほか、先月は新宿で病気の妻を希望する病院に搬送しないことに腹を
立てた男が救急隊員の腹をけったうえ、救急車の窓ガラスを割ったとして逮捕されました。
こうした行為は、けがや病気で救急搬送の対象となった本人が行うことが多く、半数以上は酒
に酔ったケースだということです。東京消防庁は、救急隊員に強化プラスチック製の顔を覆う
カバーが付いたヘルメットや、鉄板が入ったチョッキを配備するとともに、悪質なものについて
は刑事告訴するなどの対応をとっています。東京消防庁救急指導課の竹内栄一課長補佐は
「世の中にたまっている不満がこうした形で出ているのかもしれない。暴力には屈しないという
強い姿勢で臨みたい」と話しています。
ソース:NHKニュース
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